SUPER GT (スーパージーティー) は、自動車レースの1カテゴリー。2004年まで全日本GT選手権(JGTC)として開催されていたが、2005年からFIA公認の国際シリーズとなった。
概要
全日本GT選手権を前身とし2005年より開催されている選手権シリーズである。国内で開催されている自動車レースのシリーズとしては、1レース当たりの観客動員数は3万人 - 6万人と最大で、スーパーフォーミュラと並び国内最高峰の自動車レースである[1]。その注目度から国内外の様々な自動車メーカーが参加している。
GT500クラスとGT300クラスという異なる2つのクラスの車両が同一コースを混走するという方式で[注 1]両クラスの速度差から徐々に混走状態となり、コースの所々で抜きつ抜かれつの争いが展開される。その為、観客にはより楽しめるエキサイティングな場面が増え、ドライバーには両クラスに注意しつつポイントを見極めながらタイムロスを抑えて上位を目指し走行するという高いスキルが求められるレースとなっている[2]。
シリーズ戦の中で成績によりウェイト (重り) が加算されていくウェイトハンデ (Weight Handicap: WH) 制やリストリクターの導入などで、各車両の性能を調整して力を拮抗させることで白熱のレース展開となる様な演出がなされているため[注 2]、必ずしも有力チームが上位を占める訳では無く、シーズン終盤までポイントが僅差となることも珍しくない。レース距離は250km - 1000kmのセミ耐久レースで、2人のドライバーが組み、ドライバー交代が義務付けられている[注 3]。認知度やレベルの向上などもあり、F1、WEC、DTMなど海外のトップカテゴリーを経験したドライバーが参戦する例も増えている。
2006年にはインターネットサイトで生中継され[注 4]、2007年からはBS放送でハイビジョン録画放送されている。運営は、従来は同シリーズに参加する各チームらの代表によって構成される任意団体のGTアソシエイション (GTA) が行ってきたが、安定した運営母体として正式な法人化を必要とする声が高まり、2008年4月に「株式会社GTアソシエイション」が設立された[4]。
Seasons
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